足
の母趾に見られる 陥入爪(かんにゅうそう)
は発生すると非常に痛く、腫れ・化膿を引き起こしとてもやっかいです。
痛みから解放されたいが為に痛む部分を深く切り込めば、
一時的には痛まなくなりますが再度爪が伸びると爪の巻き込みは一層増強し、
また切る・・・そのくり返しにより悪循環を引き起こします。
巻
き爪とは
母趾の爪に最も多く発生するが、他の足趾の爪にも発生することがある。爪と爪周囲の皮膚が、
靴の爪先の内、外縁、甲部、底部、隣の趾など多方向から圧迫されておこりま
す。
爪の異常がある時に起こりやすいが、正常な爪でも起こり、爪周囲の皮膚虚弱化
した時に起こりやすい。
皮膚の虚弱の原因は水で濡れたり、濡れた靴を履き続けたり、発汗等で皮膚が
水分を含んでふやけた時、摩擦や感染で炎症を起こした時など。
爪の異常は爪板が硬くなった時、爪の外側の垂直部が硬くなった時、その他いろ
いろな病的な爪の変形が起こった時など。異常な爪の硬化や変形が皮膚を圧迫し
て、虚弱化した部分に爪が食い込む。
初期症状は、爪板が圧迫されて爪の外縁が趾の深部に食い込んで激しい痛みが
発生し、軟部組織が傷つけられて潰瘍ができ、細菌の感染を受けて炎症を起こ
し、悪化する。陥入爪部は青緑色から赤色を帯び、腫れて熱をもち、痛みは強く
なる。日がたって慢性化の状態になると痛みは軽減する。
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